小林 浩 教授

小林 浩詳細
教授

小林 浩Hiroshi Kobayashi

  • ネットワーク・コンピュータ工学
  • デジタル情報工学
  • 建築デザイン
  • コミュニケーション工学

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関連コースネットワーク・コンピュータ工学
主な学部担当科目インターネット総論A、インターネット総論B(情報倫理と知的財産)
モバイルコンピューティング
職名教授
学位工学博士
専門分野情報通信工学
研究領域
インターネットセキュリティ,ブロードバンドネットワーク,Webアプリケーション
所属学会電子情報通信学会、情報処理学会、日本教育工学会、IEEE
略歴 1970年 東京工業大学工学部電気工学科卒業
1970年 東京芝浦電気株式会社(現東芝)入社
1973年 宇宙開発事業団(出向)
1977年 東芝
2002年~ 東京電機大学情報環境学部
Emailhirokoba@mail.dendai.ac.jp
研究室オリジナルサイトhttp://www.nc-lab.sie.dendai.ac.jp/

代表的な論文・著書

【学術誌論文】
  • 山本 優人,  川下 壮周, 田中 伸吾, 八槇 博史, 小林 浩, "MLBルータを用いた通信相手限定によるマルウェア汚染IoTの無害化,"電子情報通信学会技報,IA2015-86, pp. 43-48, 2016-1.
  • 小林 浩, 八槇 博史, 上野 洋一郎, 佐野 香, 佐々木 良一, "自律分散型インターネットセキュリティ基盤の実現性検討," 電子情報通信学会信学技報,ISEC2015-46/SITE2015-33/LOIS2015-40, pp. 67-74, 2015-11.
  • H. Kobayashi, K. Sano, O. Moriya, “Performance Evaluation of Synchronous Variable-Multiple Collision Avoidance Systems,” IPSJ, Journal of Information Processing, Vol. 23, No. 2, pp. 229 - 237, Mar. 2015..
  • K. Sano, O. Moriya, H. Kobayashi, “An advanced CSMA/CA system for wide area broadband wireless access,” Proceedings IEEE International Conference on Communications (ICC2011), Kyoto, June 2011.
  • 佐野香, 森谷修, 松永三郎, 上野洋一郎, 小林浩, “PTMP型アクセスネットワークにおけるFull-Flying Synchronous CSMA/v-MCA方式,” 電子情報通信学会論文誌, vol.J93-B, no.8, pp.1075-1086, Aug. 2010.
【著書】
  • インターネット総論(共著,共立出版)

学生へ一言

なぜ想いが未来を創るのか?
 皆さんは,これまで必ず解ける問題が出題され,これを解いて,そして教師に正しいか評価(採点)してもらってきました.
  社会に出ると課題が与えられるだけ,あるいは自ら課題を見つけても,解ける保証はありません.漠然とした中から,まず解ける形に課題を整理(問題を作成) し,次にこれを解いてみて,さらにその正しさを理論や実験,シミュレーションを通して自ら示し,最後はその成果を論文や製品などとして世に問うことになり ます.うまくいかなければ,あきらめずに何度も繰り返します.
 この一連のプロセスの一つひとつに,皆さんの想い(試行錯誤の成果)や人となり(人柄)を込めることによって,はじめて人の心を打つことができます.それが新しい未来の創造へつながっていくのです.

賢い技術者を願って!
   何か解決しなければならない課題に出会ったとき,それが様々な事柄との絡み合いが複雑になるほど,我々は往々にして「結論はこうだ」と決めつけて取り組み がちです.こうした姿勢で課題解決に臨むと,大きな誤りを犯しかねません.なぜならば,「最初に決めつけた結論」を導き出すあるいは補強する材料ばかりに 目が向き,その裏に潜む本質的な問題や想定した結論の間違いを示唆する材料に目配りができなくなるからです.
  こうした過ちは,声の大きい人に 引っ張られ,異を唱える少数意見を無視することによっても起きます.個人レベルから大きな組織に至るまで日常茶飯事に起きていると言っても過言ではありま せん.何事に対しても常に「想定した結論や仮説は,どこか間違っていないか?」という謙虚な姿勢で臨み,どんな子細なことや意見にも目配り・心配りをする ことによって,大きな過ちを避けることができます.皆さんはこうした過ちを犯すことがない賢い技術者になってもらいたいと願っています.

賢いリーダーを願って!
  人は権力の座に就いた時,よほどの悪人でない限り,誰もが誠心誠意組織のために尽くそうと思ってスタートします.しかしながら,多くの権力者がやがて横暴で信用されなくなります.これは何故でしょうか?
   権力の座に就くと,自分を支持した気心が知れた仲間内で委員会を設けます.委員会では,内容が固まるまで外部に伏せて検討を進めるのが一般的です.実は, この気心が知れた仲間内が曲者なのです.気心が知れた仲間内は,当然考え方は少なからず偏りを持ち,検討を重ねるごとに偏りは増幅され,これに気が付かな いまま突き進むと,やがて大衆の考え方から大きくかい離してしまいます.それを認識しないまま,組織のためにと考えてきた「最善の策?」を強引に実行すれ ば,大衆から大きな反発を受け,挙句の果てに「権力は横暴で信用できない」に行き着きます.
  これを回避するには,広い範囲で「情報の共有」を 図り,反対意見を含むすべての「情報の公開(言論の自由)」を推し進め,そして「ラフコンセンサス(大まかな合意)」を形成しながら,小さな規模で試し, うまくいくことを確認できたら,少しずつ適用範囲を広げていくことです.
  皆さんが社会に出て自分の最善を尽くしていれば,やがて組織をけん引する立場に就くでしょう.「権力は横暴で信用できない」と言われない賢いリーダーであることを願っています.