
産学連携シンポジウム 実施報告
2006年 2月 23日、東京電機大学情報環境学部 千葉ニュータウンキャンパスにおいて、産学連携シンポジウム『プロジェクト科目を核とした産学連携』を開催しました。千葉県内の企業・自治体関係者の方々を中心に約 100名弱のご参加をたまわり、盛況にて無事終了することができました。
プロジェクト科目を核とした産学連携への取り組みと今後の展望
シンポジウムでは本学学長補佐 大園 の挨拶に続いて、本学情報環境学部長 中村 からこれまでのプロジェクト科目の成果・実績と今後の展望について説明させていただきました。本学産官学交流センター長 国吉 からは、同センターの活動を通じた産官学交流の現状を紹介し、本学の産業界への貢献に対する決意をあらためて表明いたしました。
プロジェクト科目は、企業・自治体などから提案される現場レベルでの諸問題に対応したテーマに対して、学生が主体となって課題解決を目指す実習科目であり、学生の問題発見・解決能力と創造性の醸成を主な目的としてスタートしました。3年間の実績を通じて、学生たちの積極的な参加姿勢ならびにその成果に対して各方面から高い評価を頂いております。学生においては、在学中に実社会における諸問題に直接触れることによって基礎的科目の重要性に自ら気付き、また、プロジェクトを完了させることによる達成感から自身の才能・可能性に自信を持つようになり、以後の授業やサークル活動等において、より自発的・積極的に行動する姿が見受けられるようになりました。
プロジェクト科目は、企業・自治体など産業界・行政・地域の皆様の協力なくして成り立つことはできません。情報環境学部では科目構成の見直し等により、学生がより積極的に参加できる環境を整備するとともに、所在地である印西市や他大学の協力を得て、産官学交流の促進と活動成果の還元を強力に推し進めます。印西市と東京電機大学は平成17年2月に産業振興・人材育成・地域活性化等多岐に渡る分野において相互協力協定を締結しております。この4月には本学情報環境学部の教職員が主体となって発足したNPO法人「TDUいんざい産学官支援ネットワーク」の活動を本格化させ、地域および地域産業界との協力関係をより強固なものにします。また、京都産業大学・中央学院大学・名城大学・鹿児島国際大学・立正大学・日本福祉大学の賛同を得て、「V-インターンシップ研究会」を発足させました。V-インターンシップは最新のIT技術を駆使し時間的・地理的な制約を取り払うことにより、産官学交流の枠組みを全国規模に発展させるものです。また、各大学の専門分野を相互に補完することにより、より高度な成果を期待することができます。
プロジェクト科目に対する期待
ご来賓のエヌ・シー・エル・コミュニケーション株式会社 代表取締役社長 織田 博靖 様ならびに財団法人 日本数学検定協会 理事長 高田 大進吉様から「プロジェクト科目への期待」と題してご講演頂き、学生の活動・成果に対して高い評価を頂きました。また、プロジェクト科目を通してもの造りやサービスを通じて社会に貢献することや自己を表現することの意義を学生たちに教えてくれたのだと思います。
本学情報環境学部の位置する印西市からは 山崎 山洋 市長をお迎えし、行政のお立場から「プロジェクト科目」に対する期待をご講演いただきました。印西市の歴史に始まり、少子高齢化問題など市が直面する諸問題など時にユーモアを交えてお話いただきました。その中で、産業の育成や市民の生涯学習の支援の必要性などを説かれました。その中核に東京電機大学とのパートナーシップがあるとのお言葉を頂き、印西市の一員としての大学の使命を再認識しました。
三氏のご講演を励みに、そして教訓として今後一層「プロジェクト科目」を発展させて行きたいと思います。
事例報告
シンポジウムの最後には、学生によるプロジェクト科目の成果発表を行いました。また、会場すぐ近くのホールにてパネル展示とデモンストレーションを行いました。発表を行った学生は大勢の来場者を前に緊張した様子でしたが、堂々と自分たちの成果を発表しました。発表のあとには質疑応答も行い厳しい意見も頂いたようですが、これを励みに次年度のプロジェクト・卒業研究につなげて行ってくれると思います。
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