プロジェクト科目

企業と共同で進めるプロジェクト科目

プロジェクト科目は情報環境学部の学生の80%以上が履修する人気の科目で、日本で唯一の取り組み。企業や自治体、教員から提供されたテーマの中から興味 あるものを選択、約半年かけて2~4人のチームで問題解決に取り組みます。ソフトウェア開発やシステム開発、マーティングリサーチなど、最先端の現場で体 験しながら学びます。企業や教職員と協力しながら開発を進め、学期末にプレゼンテーションを行い、成果を報告。すでに数々の製品がこのプログラムから生まれています。

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プロジェクト科目のテーマ例

環境への取り組みのひとつとして近年増えている公共レンタサイクルサービスについて検討しました。
話速変換とは、音の高さ(ピッチ)を変えずに、ゆっくり話したような音声に変換する技術です。
プログラミング系のテーマの一つとして、携帯アプリの開発を企業からいただいています。
印西市立中央公民館と共同で「マイペースパソコン塾」を運営しています。

レンタサイクルサービスと充電ポートのデザイン検討

デザイン系のテーマとして、建築の金属建材メーカーとして知られ、風力発電や環境製品にも力を入れている菊川工業株式会社からいただいた課題に学生が取り組みました。
このプロジェクトでは、環境への取り組みのひとつとして近年増えている公共レンタサイクルサービスについて検討しました。まず、首都圏のレンタサイクルサービスの実態を調べて分析し、ある自治体をモデルにレンタサイクルを導入することで町を活性化する提案を作成しました。
次 年度は、レンタサイクルに使用するための、太陽光・風力発電により電動アシスト自転車を充電するポートのデザインをしました。学生は要求条件を手がかりに 様々なデザインを検討します。工場見学をしたり、企業の方に製品開発について講義を受け、デザインの途中経過にアドバイスをいただきながら進めました。
学 期末には企業でも発表会を行い、技術的・商業的な面から実現可能性について講評していただきました。「開発者がふだん思いつかないユーザや使い方を想定し ていて参考になった」とのコメントもありました。学生にとっては、ものづくりの現場の視点からデザインの批評を受けられるとともに、きちんと考えたデザイ ンは企業の方へのヒントにもなりうる得難い機会となりました。

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企業の方の講義

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発表会風景

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学生作品


話速変換技術を利用した情報圧縮手法の確立

話速変換とは、音の高さ(ピッチ)を変えずに、ゆっくり話したような音声に変換する技術です。このテーマは、ホームページに公開していた話速変換の研究成 果について、企業から製品開発に利用したいとの電話がきっかけではじまり、音声の情報量を削減することを目的としたプロジェクトです。
音声を倍速 で再生するということは、時間長が1/2に縮められるということと同義となります。そのため、時間軸での情報量は、元の音声と比較し半減することになりま す。よって、倍速した音声を1/2倍速して、元の音声が復元できれば、情報圧縮が行えたことになります。時間軸上での情報圧縮が技術的に実現するため現在 も2年目のプロジェクトとして継続進行中です。

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企業の方の講義

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発表会での企業とのディスカッション

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企業の音声信号処理用基板

PBL教育フォーラム

本取り組みは2012年11月3に、「教育フォーラム2012(同志社大学)」で事例報告として発表しました。

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取り組み発表の様子

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パネルディスディスカッションでの様子

学校に於ける社会体験「携帯アプリの共同開発」

プログラミング系のテーマの一つとして、携帯アプリの開発を企業からいただいています。これは、携帯アプリ運用・開発関連の企業の方が学校に来ていただき ご指導していただけるプロジェクトで、学生はアプリの企画から開発計画・仕様策定、プログラムの設計、製造、テスト、リリースに至るまで共同で行います。 このとき、企業における業務と同様に、開発管理として、計画線表策定、各自の週間作業報告提出、進捗管理、進捗遅れへの対処(要員再配置等を含む)など を、企業の方のご指導のもとに進めていきます。なお、完成したアプリは、もし出来が良ければ企業の方で活用していただくことになっています。

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企業の方を交えての議論
学生は数名でチームを組み、前期・後期に1つずつアプリの企画を作成し、それを研究室の卒業研究や修士の先輩の前で発表し、コメントや修正箇所の指摘を受 けます。これは企業で経営陣に対して行われる製品企画会議に対応させています。各期毎の成果発表会までにシステムを完成させ、発表会でデモを行います。今 年度は2チームがアンドロイド携帯アプリに取り組み、前期は、シューティングゲームと中国語ゲームを、また後期はダイエットアプリと多言語多文化ソーシャ ルネットの開発を進めています。
 今年のチームの特徴として、短期留学生や正規留学生の参加によって、日本、中国、インドネシア、フィンランド、 ネパールと5か国の学生が参加し、国際色豊かなチームになっています。留学生によってはほとんど日本語ができない人もいるため、作業は日本語と英語を交え ながら進めています。

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左:シューティングゲーム画面
右:玉ころがし画面

パソコン初心者向け講座の運営

印西市立中央公民館と共同で「マイペースパソコン塾」を運営しています。
「マイペース」とあるのは、開場時間中に出入り自由であること、一斉指導ではなく来場者の方々が個別に抱えている疑問点を解決していく形式をとるという意味です。
どういう質問がやってくるかはその時にならねば分かりません(基礎的な質問がほとんどですが)。
しかも来場者のほとんどは学生よりもはるかに年長の方です。
そのようなお客様に対して、どのように教えればよいのかということを、実際に教えながら考えてもらうようにしています。
来場者の方には毎回アンケートを実施します、それをもとに今後の改善点を探ります。
そのためには統計学の助けを借りなければいけませんが、そのための技術も習得していきます。
生のお客様の回答なので、研究室の中での実験のように統制が効きません。そのような中で、試行錯誤を繰り返しながら、よりよい塾の運営をめざして奮闘しています。

印西市と締結している「印西市と東京電機大学の連携協力に関する協定書」に基づき情報環境学部の学生が講師となって実施しています。 (情報環境学部の学生が制作した番組が地元ケーブルテレビの「らーばんねっと」で放送されました)
情報環境学部の学生が制作した番組のご紹介(50KB)